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健康アドバイス

健康と生活習慣病

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 21世紀を迎え日本は超高齢社会にはいっています。長生きをする分、私たちは健康に対して大きな不安感を持っています。

 そのため不安産業と称するいろいろな業種がでてきており、今まさに健康ブームです。

 病気や健康に関する本、多くのテレビの健康番組がありそのショー化には色々問題があります。健康情報が多すぎて私たちはこれに振り回されているのです。

 これから私たちは平均余命よりも心身ともに活動的な状態で生存できる期間(健康寿命)を伸ばすことが大切であり、そのためにそれを短縮させる色々な原因を避けなければなりませんし、早期に発見し治療することが大切です。

 日本人の死亡原因は癌、心臓病、脳卒中でこれらの病気の成因の60%が生活習慣であり、さらに環境因子が20%、残りの20%が遺伝子です。これからは病気を早期発見、早期治療をする2次予防よりも健康を増進し、生活習慣をととのえ発病を予防する1次予防が大切です。

 健康な習慣としてブレスローが7つの条件を述べております。実行している項目が多いほど病気になりにくく、寿命が長いことと報告しています。

 1)適正な睡眠時間
 2)喫煙をしない
 3)適正体重の維持
 4)過度の飲酒をさける
 5)定期的に激しい運動をする
 6)朝食を毎日食べる
 7)間食をしない

自分と気の合う何でも相談できるかかりつけ医をもって健康で生活しましょう。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因菌

 犬、サルなどの動物の胃内にラセン状の菌がいることが1893年にわかり、1903年には人の胃にもいることがわかりました。1979年に胃の粘膜の上にいるラセン状の菌が胃炎の原因菌だと考えられ1988年にこの菌はヘリコバクタという名前がつけられました。

 ヘリコバクタは生化学的にウレアーゼ活性酵素を持っており、この酵素が胃粘膜中の尿素を効率よくアンモニアと二酸化炭素に分解します。しかしこのアンモニアが胃の粘膜を障害します。

 胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者でヘリコバクタ菌陽性の患者さんは、除菌したほうが早く胃潰瘍も治り、再発も少ないようです。潰瘍の診断治療も時代とともに変わってきております。
 治りにくい潰瘍、再発を繰り返す潰瘍の患者さんは、是非ヘリコバクタを調べ、必要なら除菌しましょう。

 本医院も、胃透視、胃カメラで診断し、除菌もしております。
 必要な人は是非お越しくださり潰瘍を治しましょう‥。

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